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拡散・転記

(転記)保育士OKINAWAステイ計画

(転記)保育士OKINAWAステイ計画

広報うらそえ3月号コラム「はいさい、こちら市長室」より転載

「保育士OKINAWAステイ計画」

 今年も待機児童問題が話題となる季節となった。毎年この季節になると認可保育園に入れなかった子の親からたくさんの声が届き、申し訳ない気持ちでいっぱいになる。しっかりとその声を受け止めて1日も早く待機児童が0となるように努力していく所存である。

 待機児童問題の一つに保育士不足がある。本市の公立保育所でも保育士が足りないために、保育環境もスペースもあるのに約80名の子ども達を預かることができない状態なのである。そこで、この春から浦添市では思い切って県外から保育士を獲得する策を取った。名付けて「保育士OKINAWAステイ計画」。移住支度金として1人に100万円を準備して家賃も補助することで、10名程度の新たな保育士を県外から確保し、3年間市内の公立保育所で働いていただく計画だ。

 この計画は立案当初から庁内でもかなり議論が行われ、賛成・反対さまざまな意見があり、難しい判断であった。事実、発表以降、ご批判も受けている。例えば、現在働いている保育士の処遇改善が先、潜在保育士の掘り起こしに予算を使うべき、県外からの短期契約保育士に予算を使うな、などである。

 これまでも保育士確保のために賃金等の処遇改善を行い、4年前と比較して月額約6万円アップしてきたが、大幅な保育士確保には繋がらなかった。待機児童解消のために今、現場で最も必要とされているのはズバリ「新たな保育士の確保」である。それならば、同じ保育士不足で悩む県内で争奪戦をするよりも、沖縄の魅力をアピールしながら、県外から募集することにしたのだ。もちろん保育士の処遇改善も掘り起こしも引き続きしっかりと進めていく。

 喫緊の課題である保育士確保は従来通りのやり方では改善は見込めないと判断し、批判や失敗を恐れず思い切った政策の実行を決断した。是非、ご理解いただき、温かい目で応援をお願いします。


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